相手が話すまで待ってみる

新聞記者時代の話です。

取材相手と後輩教育。何だか共通点があるような気がしました。

待つ。相手が話したくなるまで待つ。

これが大切なんです。



といっても…ね。

取材相手の話を待つのは自分だけで決められません。

他社が知って、追い付いてきた、だとか。

締め切り時刻が迫っている。とか。


時間との兼ね合いもありますから。

最後はしびれを切らして「話させる」こともありました。


でも、後輩教育は違います。

相手が話したくなるまで待つことに締め切り時刻はありません。

後輩は悩んでいるのです。いろいろと。

・書きたい記事があるのに別の仕事ばかり

・あるいは「書けなくなってきた」

・体調が思わしくないけれど誰にも言えない


じっと待つ。そして、後輩が口を開いた時に聴いてあげる。

取材先には短気な私なのですが、後輩相手だと違うのですね。



メディアコンサルタント 荒川岳志



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