プレスリリースの基準は「私が取材するか」
この写真、かなり気に入っています。
私がメディアコンサルタントとして、企業と向き合う時、基準にしていることを書きます。
それは
私が現役の新聞記者、テレビ局デスクだったら取材するかどうか。
これが基準です。私が取材したくない内容なら、再構築していく作業に入ります。
企業は「早く、手軽に取材してもらいたい」と思うのですが、
私が乗り込んで話し合っているのですから、もう少し頑張りましょうという感じで、
企業側の提案に何度かダメ出しすることが多いのです。
でも、それが結局は「何度も取材される会社になる」出発点なのですから、
企業にとっても「広報としての考えを学ぶ」場にもなります。
プレスリリースを出すタイミングについても同様で、
私が現役記者やデスクなら、このタイミングで取材に動くかどうか、が判断基準です。
こうした考えは、マスコミ内部にいた者でしか分かりませんから、
私なりの長所だと思って真剣に伝え、早朝でもプレスリリースを手直ししています。
さて、何度も尋ねられることの1つが「プレスリリースを出すタイミング」。
これについて、WEBサイトで解説しました。
プレスリリースは「それが行われる日の2週前の木曜日」が提出期限です。
その理由もマスコミ内部の事情なのですが、覚えておいてください。
せっかく書いたプレスリリースが記者の心を動かすように。
取材されるプレスリリースになるように。
そう願っています。
元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志
0コメント