東京でマスコミに取材される方法とは
東京の企業からパブリシティ指導を依頼されました。
11月18日、日帰りで東京に行きます。
マスコミに取材される企業になりたい。
それが先方の願いです。
業種や仕事の内容によりますが、
私は基本的に「どんな会社も取材される」と思っています。
ただし、企業のベクトルが「社会のため」になっている場合です。
東京の企業はこれまで数回、メディアに出ました。
しかし、その後、メディア登場の連鎖が起きず、今に至ります。
これはどういうことなのか。
少し解説します。
メディアの目をもっと意識してほしいのです。
どこかのメディアに記事が掲載、あるいは放送されたとして、
その事実を他のメディア(マスコミ)の記者が知ることができるかどうか。
そこがポイントです。
あるいは記者が使う「記事データベース」で検索されるようになったかどうか。
一般の人はメディア取材を受けると気持ちが高揚します。
取材され、記事が雑誌や何かに掲載されることは嬉しいことです。
ラジオ放送やケーブルテレビ放送もありがたい。
しかし、私は「何度も取材されるため」にはまだ、不足していると感じます。
記事データベースを軽んじてはいけません。
私の著書「新聞に必ず取材されて記事になるたった一つの方法」でも
記事データベースへに掲載される報道かどうかを重視しています。
今回の依頼の件。
東京の企業のメディア登場を遡ると、記事データベースに掲載されていません。
つまり、何度も取材される連鎖に入っていないということです。
もったいないですね。
私が企業のパブリシティ相談を受ける場合、次のような流れで応対します。
1 現在の事業を第三者の目(記者の視点)でヒアリングする
2 これから目指すメディア登場の希望を聞く
3 そのメディア登場がふさわしいかどうかを判断する
4 マスコミ取材から企業が大勢に知られるための流れを理解してもらう
5 メディアの記者が「ニュースだ」と感じる何かを提案する
6 それを実践できるかどうか検討してもらう
7 実施に向けてスカイプやZOOMなどアプリを使いながら話し合う
8 実行できる目途が付き次第、メディアに知らせる
PR会社がよく、メディア取材に向けたサービスを提供しています。
その内容を見た感想ですが、
一時的でメディア選択していないサービスだと感じます。
一般の人(あるいは企業)から見ると、メディアの種類や特性など分かりません。
とにかく何でも良いので取材されたら嬉しい、と思っているのでしょう。
何度も取材さるためには、
他のメディア記者が信用しているメディアから登場することです。
他のメディア(雑誌やケーブルテレビ、地域FM、機内誌なども含めて)の記者は
一般の新聞に掲載された記事を起点に取材していることが多いのですから。
取材されるために何をするのか。
それが「コロンブスの卵」のように以外に簡単な方法であれば、
企業の精神的な負担は少なく済みます。
パブリシティはマスコミ取材を受けるための働き掛け。
手段や手法と思われがちですが、
企業がどこを目指して進むのかという話で、
その途中にマスコミ登場があるというのが私の考えです。
本日も一件、パブリシティを依頼された企業から報告がありました。
今週、NHKから取材されるというものでした。
私を信じて、私が提案した企画を実行してくれた成果です。
放送されるまで安心はできませんが。
依頼者はこれまでメディア取材を受けたことがありませんでした。
NHKはテレビの中でも特種です。
新聞記者、民放テレビの記者が必ずチェックする放送局ですから。
一般の新聞に記事が載るのとは違い、
新聞社や民放の記者が取材に動く起点にもなります。
そんな流れを東京の企業にも期待します。
私が全国からパブリシティを依頼する場合、
中小企業庁の起業支援事業「ミラサポ」を使えます。
企業の負担はありません。
今回の東京の企業も「ミラサポ」経由でコンサルタントを依頼してきました。
私はミラサポの専門家として登録し、過去の評価も付いていますので、
勇気を出して申し込んでください。
私は全国どこの企業の相談にも応じる登録にしています。
ミラサポについて説明した記事はこちら。
地域によって窓口が違います。
メディア取材された先に「あなたを待っている人」がいます。
動き出すのは今だと思って、がんばってくださいね。
元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志
どんなことでも構いません。問い合わせも受け付けています。
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