テレビ局ニュースデスク時代に注意した点

私がテレビ局ニュースデスクに出向したのは2年間。

最初は戸惑いもありましたが、

テレビの世界に慣れていきました。

新聞もテレビも同じマスコミ。

だから原稿も簡単に切り替えられると思っている方もいます。

そうではありません。

新聞は「書きたいことから書く」「大事なことから書く」スタイル。

原稿を切る場合は「後ろから切れるように」書いていくのが新聞です。


では、テレビはどうなのか。

テレビニュースで重要なのは「現場の映像」です。

カメラマンが撮影してきた見て、

どのシーンの映像を使うのかをチェックします。

その後で記者の原稿を読む。


記者が指示した映像が的確でなければ原稿も直します。

この映像を視聴者に見せなければ。強い覚悟で臨んでいましたから。


ですから「映像が先にあり、原稿で理解させる」スタイル。

映像の切り替え場面で、原稿の段落分けをする作業が大切です。


難しいでしょうね。理解しにくい表現ですみません。


テレビ局ニュースデスク時代、原稿の直しで気を付けたことを書きました。

セミナー講師、大学の授業などにも応用できる話です。


読ませるための伝え方と、聞かせるための伝え方は違うという話。


元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

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