新聞記者とテレビ記者の指向性

新聞記者とテレビ記者はタイプが違います。

取材の指向、興味も。


テレビは映像で視聴者に訴えていますね。

そして、視聴者はチャンネル(古い表現ですね)を選択します。

リモコンを押すと別の局に。

ですからテレビ番組はどうしても目先との勝負にもこだわらなければ

成り立たないメディアなんだと思います。

一方の新聞はどうでしょう。

定期購読者がいます。

私は複数の新聞を毎日、読み比べますが、普通は一紙購読でしょう。

その新聞を前にして記事を読み、隣の新聞はどうなっているかなど、

一般ではあまりありません。


つまり、新聞は目先の競争に影響されないメディアだということになります。

駅売り主流の夕刊紙は別ですよ。

見出し勝負になることもあり、それで通勤客が手に取るかが決まる訳ですから。


一般紙(朝日、毎日、読売、北海道新聞など)の記者が取材するのは

社会の変化、時代の変化の象徴的な出来事で、

取材する場合は必ず社会性を見出すという理由はそこです。


ここから先に進みます。

つまり、メディアごとに取材したい内容や取り上げたいことが少し変わるのですから、

出したいメディアに合わせるように何かを企画し、

出したいメディアに合わせるようにプレスリリースで表現する。

その意識があるかどうかも、

メディア登場率(掲載や放送)を向上させるためには欠かせません。


元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志



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