心の核、センターピンを意識して
今年はどんな年でしたか?
私は「心の核」を意識して進んだ年でした。
自分が何をしたいのか。
自分はどういう人間なのか。
それは決して他人が決めることではありません。
当たり前ですね。
心の核を大切にして
朝から晩までやり続けて一日を終える。
それだけです。
私が大好きな人の一人が高野登さん。
元リッツ・カールトン日本支社長で、
人とホスピタリティ研究所の所長さんです。
高野さんがよく使う言葉が「心のセンターピン」で、
私が使う「心の核」と似ていると感じました。
自分が何を目指しているのか。
常に意識して生きる大切さを高野さんも勧めています。
心の核から逸れて生きると、
何かとの比較や競争から
誰かを批判して優位性を保つようになり、
相対評価の世界になると、私は考えていました。
高野さんから「心のセンターピン」を聞いた時、
すっと心に沁みたのです。
心の核を意識した生き方は「絶対評価」です。
誰かに左右されず、誰かを羨むことなく、
「最高の自分」に憧れて進む生き方。
「最高の自分」が心の核だと思います。
人はよく、こんな言葉を発します。
「来年は勝負の年です」
「来年は〇に勝ちます」
本当は自分が立てた志や誓い、生き方ができているかが先なのに。
人と競う人をたくさん見ました。
人を羨む人をたくさん見ました。
最初は心の核を意識したのかもしれません。
それがいつのまにか相対評価にすり替わり、
誰かと競い合うことに躍起になってしまう。
なぜすり替わるのか…考えたのですが、
「承認欲求」から抜け出せないのかもしれません。
人に認めてもらうことが目標ではなく、
自分の心の核を貫くと誓いを立て、
真っ直ぐ進む自分を誇る生き方です。
私の師である鍵山秀三郎氏はこう話しています。
「人を判断する時は相手が言ったことではなく、やったことを見る」と。
行動にすべてが表れるとも話されていました。
とても重たい言葉です。
私は人に優しくしている時の私が好きです。
目の前の事実に私なりの責任を取り続ける私が好きです。
それが私の心の核。私のセンターピン。
こうして1年が過ぎようとしています。
心のセンターピンを見ましょう。
あなたの心の核の核を。
そこから少し逸れたら「ああ、逸れている自分がいる」と認め、
また心の軸に戻って進むだけの話です。
この生き方は実にシンプル。
本来の自分である「心の核」は自分らしさ。
あなたが実践すると「あなたらしさ」。
実に分かりやすい、明確な生き方です。
競争ばかりしていた元新聞記者が言うのは変ですか?
競争ばかりしていたから見えたのかもしれません。
あなたに良い年が訪れますように。
そう願っています。
元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志
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